自転車の股ずれ対策
ロードバイクやクロスバイクなどで長距離を走ると、股間の周囲の皮膚が擦れて股ずれが起こる場合があります。
自転車の股ずれは、サドルとの摩擦、下着の擦れ、皮膚同士の接触など、様々な事が原因となって起こります。
汗をかくと皮膚がふやけて弱くなり、また摩擦抵抗も大きくなる事から、股ずれが起こりやすくなります。
股ずれが起こると、皮膚が傷付いて強い痛みが生じるようになり、ひどい場合には出血や浸出液が出るなど、じゅくじゅくした状態になる事もあります。
そして、傷口が治るまでの間は、入浴のたびにヒリヒリしみるようになったり、時には細菌感染を起こして治りにくくなる場合もあります。
股ずれを予防するには、股間周辺の皮膚摩擦を防ぐため、下半身の皮膚にぴったりとフィットするスポーツインナーを着用したり、吸水(吸汗)性の高いスポーツ下着を身に着ける事が有効です。
また、予めテーピングで皮膚を補強しておいたり、ワセリンを塗っておく事で潤滑を良くしておく事も効果的です。